そうです。本来、理科はおもしろいのです。今の学習内容は、これまでの抽出式全国学力調査の結果で生徒が出来なかった分野を難しいと判定して、削除したり上の学年に先送りしたりしてきてしまったのです。確かに抽象的な内容や計算を伴う分野は大変かも知れませんが、学んで理解できる喜びを最も感じることができる。苦労してわかった事を暮らしの中で「このことだったのか」と気づく。それが理科の学習の本来の姿なのです。
1949年生まれ。同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。法政大学工学部講師。千葉大学教育学部卒、東京学芸大学大学院修士課程修了。東京大学教育学部附属中学校・高等学校などをへて現職。新理科教育フォーラム代表、『RikaTan』(星の環会)編集長のほか、中学理科、高校物理などの教科書執筆、『水はなんにも知らないよ』(ディスカヴァー携書001)、『左巻健男教授の「理系アタマ」育て塾』(別冊宝島)など著書多数。